どんなゲーム?
プレイヤーは19世紀の資本家として誰より多くの利益を生み出す企業を作り上げることを目指します。そのために他の工業会社を買収したり、資源を抽出したり、加工したりします。
FURNACEとは炉とか溶鉱炉のような意味で、ロシアの産業革命がゲームの中にフレーバーとしてしっかり落とし込まれています。
デザイナーは誰?
デザイナーはイワン・ラシンさん。「スマートフォン株式会社」「モバイルマーケット」でも有名なデザイナーです。
ルールをサクッと
プレイヤーはまず、ランダムにスタートアップカードと資本家カードとディスク類を受け取ります。
スタートアップカードからは初期資源を受け取ります。
資本家カードは固有能力で、ゲーム中に生きていきます。
ゲームは4ラウンドで、各ラウンドは「オークション」と「生産」のフェイズに分かれています。
ラウンド最初に山から企業カードが6枚(2人用)が捲られ、場に並びます。
その6枚のカードをオートマも含め順に資本ディスクで欲しいカードに入札していきます。(オートマの置く位置はサイコロで決められます)
入札にはルールがあって、
・同じカード上には自分のディスクは1枚だけ
・同じカード上には同じ数は1枚だけ
という決まりがあります。
数が多いとカードを取れる、低いとその数の分だけの資源が得られるので、勝つか負けるかの選択がなかなか悩ましいのですが、遊んでみてそのジレンマを味わってみてください!
オークションが終わり、カードや資源を受け取ったら、次は生産フェイズです。
獲得したカードの効果を順に解決していきます。解決する順番は自由なので、あれをこーしてから、これをこーして・・・といかに効率よく資源を変換していくかとても悩ましく面白いポイントです。
これを4ラウンド行い、最終的にお金が一番多いプレイヤーが勝利となります。
遊んでみて
このボードゲームは2021年発売のゲームです。
2021年当時、存在は知っていましたが、何故か「地味だなー」と思ってスルーしていたんです。しかし、遊んでみたら本当に面白くてびっくりしました!
コンポーネントも少なく、ルールブックも薄くて、省スペースで、時間も30分で終わります。
エンジンビルドというシステムで、獲得したカードが次ラウンドでも生きてくるので、どんどんできることが増え、気持ちの良いゲームです。
勝利条件も「お金」だけなので、多様な資源をいかにお金に変えるかだけを考えればいいので頭も散らかりません。
カードの絵柄も美しく比較的お手頃な価格も魅力的。
最近、拡張「ファーナス -戦間期-」も発売され1〜5人まで遊べるようになったとのこと。
機会があればぜひ遊んでみてくださいね!
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